PCケースとは自作PCを自作PC足らしめる重要パーツ。
主に見た目性能に直結し、ぶっちゃけPC本体の性能には影響が最も少ないパーツとも言えなくもないが。。。
毎日目に入るから満足度にも直結するし大事だよね、うん。
製品群としてはエアフローを重視したモデルや、ガラスを採用することでデザインに特化した製品など多種多様なコンセプトのケースが存在し、大量のラインナップゆえに意外と自作経験者でも悩みがちなパーツでもある。
…という訳で、いつものヤケクソな感じで、
売れ筋モデル中心に現行製品のラインナップを一挙に紹介させて頂きます!!!(ヤケクソ)
どうも、オープンフレーム教の長尾製作所宗派、Aileです。
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動画本編
【初心者向け】ケースの選び方の注意点
では早速紹介行くぜオラァ…、と思ったが、おそらく私の様な底辺YouTuberこのページを見ている方は自作経験がそこまでないかもしれない。うん、きっとそうだ。。。
という訳でお節介かもしれないが、ケースを選ぶに当たって、
「最低限これだけは確認しておいた方が良い」
というポイントを下記にまとめました。(細かい事を言えば他にも色々あるのだが初心者向けということで割愛させて頂く)
マザーボードの対応サイズ
これはまぁ言わずもがなだが、小さめのケース(ミニタワーと呼ばれる製品)には、ATXサイズのマザーボード(いわゆる普通サイズ)は物理的に入らない。間違えるといざ組もうとした時に悲しいことになる。
採用する予定のマザーボードの大きさとケース側スペック表の対応サイズを確認しよう。
あと形が普通じゃない尖った見た目のケース・小型ケースはかなりマザーボードの制限が厳しい場合が多いので、特に要注意だ。
Mini-ITXサイズ < Micro-ATXサイズ < ATXサイズ < E-ATXサイズ
・基本はMicro-ATXかATXサイズ
・Mini-ITX・E-ATXサイズは特殊
CPUクーラーの対応サイズ
そして2つ目はCPUクーラーの対応サイズだ。
空冷クーラーを採用する場合はケーススペック表記載の最大高さを確認し、
簡易水冷クーラーを採用する場合は記載の対応ラジエーターサイズを確認しよう。これも間違えると物理的に入らない(空冷ならサイドパネルが閉まらなくなる)ので、悲しいことになる
グラフィックボードの対応サイズ(横幅)
こちらは初心者が見落としがちだと思われるのだが、最近のグラフィックボードは大型化が進んでおり、RTX4070以下の2連ファンモデルとかならぶっちゃけほとんどのケースに入ると思うが、3連ファン以上のデカいハイエンドグラボを採用すると、普通にケースに入らなくなることがある
(特に300mmを超えてくるあたり)
ミドル以下の構成であれば基本問題になることはないが、例えばフロント(前面)にファンや簡易水冷のラジエーターを入れると、その分の厚みもケース側記載の数字から引かれる場合があるので、ハイエンドグラボを採用する場合は特に注意して欲しい。ハイエンドグラボは奥行も結構シビアになりがち…、なので大人しくミドルタワー以上の大きめのケースの採用を推奨したい。
結局の所….
PCケースの価格相場
そしてPCケースの価格相場についても伝えておきたいのだが、売れ筋モデルは大体1万円前後の価格帯に多い。ミドルグレードがやっぱりいっちゃん売れる。それが世の常なのだ
そしてむっっちゃ安い格安ケースになってくると5000円を切る値段だったり、逆に高級ケースと呼ばれるような製品については2万円を超えてくる。
基本的には値段が高くなるにつれて、主に以下の3点が大きく影響してくる
- ケース本体の剛性(鉄板のペラさ → 安っぽさ)
- 付属品の充実具合(付属ファンやRGBの有無・IO端子や電源ボタン周りの品質・マグネットフィルターなど、細かい仕様等)
- 工作精度(例えばネジ穴のズレ、各部位がキチッとハマるか、塗装の質など)
まぁ他にもあるが、大体こんな感じ。もちろんこれとは別に物理的に大きい製品ほど純粋に高くなる。
フルタワーは拡張性はエグいあるもののマジでどこに置くねんってレベルでデカいので逸般人向け。少なくとも初心者が手を出すものではない。フルタワーを安直にオススメしているサイトは偽物と思って良いレベル
ミニタワー < ミドルタワー < フルタワー
・小さめに収める or 安価に組むなら「ミニタワー」
・拡張性重視 or ハイエンド構成を組むなら「ミドルタワー」
・基本的にはこの選び方で問題ない。
まとめ
話が逸れたが、つまりこれらをまとめると…
デザインが気に入った製品を選ぶのが良いでしょう!!!
という訳で、自己満足に近い自作PCという趣味の中でも最も自己満足に近いパーツです。つまりそういうこと。ケースを先に選んでからそれに合うパーツを選ぶ人もいるぐらい。
そして、イコール逆に見た目を気にしなければ相応に予算を節約出来る部分でもある。なんなら無くても動くし…
もし都市圏にお住まいの方なら、PCショップの実店舗にケースが展示している場合もあるので、足を運んでみるのも全然アリだと思う。ドスパラは正直しょぼいが特にツクモさんはケースの展示にも力を入れてらっしゃいますわ。
あちなみに補足として、ネジについてはイマドキの製品にはほぼ確実に付属している。大体は3.5インチドライブベイ(HDDを搭載する場所)にひっそりと隠されている入れてあるので、初心者にとっては割と初見殺し気づきにくいかもしれない要素ではある。
おすすめPCケース7選
という訳で前置きが長くなってしまったが、個人的オススメケースを7選ピックアップして紹介するよ!
【格安構成の定番】Thermaltake Versa H17 / H18
てな訳でこちらのケースは限界まで予算を節約したい場合、具体的には10万以下ぐらいの限界格安自作PCを組む時にオススメしたいケースになる。バイトでPC組もうとしてる高校生えらい
特徴と言ってはなんと言ってもその安さ。大手メーカーとしては破格に近い価格設定。
(一時期は3000円を切っていた…)
ケース全体で見ても最安値クラスの本製品だが、ケース大手のThermaltake製ってことで大き過ぎる致命的な欠点も無く、評判も中々高い製品となっている。
また補足として、サイドパネルがスチール製でなおかつフロントパネルがシンプルなフラット状なのがH17、サイドパネルが中が見えるアクリル製でフロントパネルがメッシュなのがH18、というバリエーション違いになっている。H18の方がちょっと高い
・安価ケースの超定番
・3000円台という安さ
・コストパフォーマンスが高い
・コンパクトな寸法で軽い
・作りや剛性はあくまで値段相応
・拡張性もあくまでミニタワー
・拡張スロットが切り離し式 (安価ケースでよくある仕様)
・IOスイッチの耐久性に少々難あり
【超コスパとスイングドアが魅力】Thermaltake S100 TG
こちら、表題通りサイドパネルにスイングドア方式の強化ガラスパネルを採用しており、ゆえに高いメンテナンス性が魅力のミニタワーケース。
サイドパネルがワンタッチで開閉出来るので、パーツ交換や掃除の時に超便利 (あの謎にサイドパネル開閉しづらい問題から開放される)。補足として、サイドパネルは上に持ち上げることは取り外しが可能なので、最初組む時は外しておくことを推奨。
他のスペックに関してもミニタワーケースとして十分な拡張性を備えており、それが5000円という相場では格安と呼べる価格で実現されているのが驚異的。そのためこちらもかなり強力なコスパを誇るケースです。ちなみにThermaltakeからは1円も貰ってません。貰ってもよいレベルなのでは…?
・やっぱりスイングドアは便利
・しかも5000円でコスパも二重丸
・ミニタワーとして十分な拡張性
・スタイリッシュなデザイン
・剛性はあくまで値段相応
・拡張スロットは切り離し式
・白モデルでも付属ケースファン(背面)は黒
【圧倒的なカラバリ】Deepcool MACUBE 110
こちらは先の製品とかなり近いスペックのザ・標準的なミニタワーケースだが、ドスパラコラボの限定色でカラーバリエーションが死ぬほどあり、基本色の黒、白に加えて、限定カラーのパステルブルー、ブルー、パステルパープル、ピンクの合計6カラーもあるのが非常に魅力的なモデルとなっている。水色欲しいなあああああ
製品自体も十分安価帯で手が出しやすい上に、(普通のツールレスネジで留める方式ではなく)マグネット式の強化ガラスパネルでこちらの製品も開閉が非常に楽でメンテ性も丸。クセの少ない標準的な設計+入門向けとしては必要十分な拡張性で、先のS100と並んで初心者の方にオススメしやすい製品となっている。
補足として、白モデルの内部は黒塗装。
・多彩なカラバリ
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・利便性が高いサイドパネル
・コスパも中々に優秀
・ケース側にGPUホルダーを搭載
・剛性はあくまで値段相応
・拡張スロットは切り離し式
・限定色は7000円、また入手期間が限られる場合があり(販売終了した緑モデルもあった)
・カラーバリエーションによって筐体の外側の色だけでなく、内部塗装の色もそれぞれ異なっているため、見た目にこだわりたい場合は要チェック!
【エアフロー重視の標準的ミドルタワー】Corsair 4000D Airflow TG
CorsairのケースといえばコレってくらいAmazonでは売れ筋のモデル
製品の特性は型番の通りバリバリのエアフロー重視のコンセプトになっており、特徴的な三角の網目状のフロントパネルを筆頭にほぼ全面がメッシュ構造になっているため、爆★熱★発熱が多いハイエンドなパーツを組み込んでも、しっかりとファンを増設してあげれば冷却に期待出来る製品となっている。
ちなみにおすすめファンはこちら! → https://madatukuttenai.com 騙された人は腕立て伏せ100回
その他のスペックは、一般的なサイズ感のミドルタワー筐体+強化ガラス製サイドパネルの割と標準的なスタイルとなっているが、この値段でフロントとボトムにダストフィルターが付属しつつ、グラボの縦置きにも標準対応しており高水準にまとまっているのが有り難い。(※もちろんライザーケーブルは別途必須)
・全面メッシュで優秀なエアフローを発揮
・フロントに360mm簡易水冷を設置可能
・フロントとボトムにダストフィルターが付属
・標準でグラボの縦置きに対応した拡張スロット
・サイドパネルは左右入れ替えることも可能な仕様
・拡張性はミドルタワーで並程度。(沢山のファンやHDDを搭載したい場合もう少し大きいケースを探そう)
・3.5インチベイ(HDD搭載する箇所)の位置がやや癖あり
・デザインは好みが分かれるかも
・白モデルは完全な純白というより落ち着いた白
【つよつよ拡張性の実用派ケース】Fractal Design Define 7
お値段は一気に上がるが、こちらは高級ケースの定番中の定番中の定番、Fractal Design社の主力スタンダードモデル(第7世代)
お値段に恥じない剛性、モジュラーデザイン、広々とした内部空間などが特徴的で、多様なストレージオプションや優秀なカスタマイズ性による非常に自由度が高い設計から、実用派ケースとして自作erからは根強い人気を誇る。
ケースのコンセプトは静音性重視。
他にもトップパネルのフレームは丸ごと外すことでケース内部へのアクセスを簡単にすることが出来たり(あとラジエーター取り付けも楽)、かなりギミック豊富なケースとなっている。遊べる
ラインナップとして、サイドパネルがスチールパネルの「Solid」、強化ガラスパネルの「TG」、スモークガラスパネルの「TG Dark」のように別れており、他にもミニタワー~フルタワーまで、同じコンセプトで幅広いサイズ違いのバリエーション製品が用意されている(Compact・Mini・Nano・XL)
・非常にシンプルでかつ高級感を感じるデザイン(フロントパネルはアルミ製)
・メンテナンス性を底上げする豊富なギミック
・大体なんでも収まる優秀な拡張性
・レイアウト変更で大量のストレージを搭載可能
・ケース各所にダストフィルター・吸音材を備える
・ミドルタワーとしては大きめ&かなりの重量があるので注意
・2万円超えの価格 財布に大ダメージ!
・静音性に関しては前世代のR6の方が優秀と言う意見も
い か が で し た で し ょ う か ? ? ?
ではお次にNZ◯T!、、と行きたい所だが、普段動画ばっかしか作ってないうぷ主が人生初のブログ執筆に力尽きてしまったので以下はリンクのみとさせて頂きます。(ハラキリ(グエーッ!
好評であればブログ側も充実させていかないこともないこともないこともないこともないかもしれない。。。
6つ目の製品:【至高のピラーレス映えPC代表】NZXT H9 Flow
7つ目の製品:【実用性&見た目性能のハイブリット】LIAN LI O11 Dynamic EVO
※以降は各メーカーの製品リンクのみです
続き
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